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雛人形の価格の基準ってどういう基準?お雛様の値段の秘密教えます!

お雛人形っていくらぐらいするの?

お雛人形の価格について

お雛人形の値段ってどうやって決まっているのでしょうか? 普段よく目にする食料品や衣服などは何となくですがこれがこの金額か、というのがわかる気がします。 この金額なら買えるとか手が出ないなどありますよね。しかしお雛人形は何がどうなって金額が決まっているか非常に変わりづらく何がお買い得がわかりませんよね。 インターネットで見ていても30%OFFや40%OFFみたいな表記も多く、あたかも安くお買い得価格で売られているような錯覚を起こすことも多いですが、元値が本当にその金額なのかどうかはしっかり見極めることが必要です。

価格はどう決まる?

お雛人形の価格はピンからキリまであります。 価格は親王(2人)飾りの2万円程度から七段飾りの数百万円の物まで金額の幅がかなりあります。数百万円ともなると車とか買えちゃいますよね。どうしてそんな価格差があるのでしょうか? まずはお人形の数、2人と15人ではわかりやすい違いですよね。次に大きさ、小さいものでは間口20cmほど、大きければ間口150cmにもなるお雛人形があります、これもわかりやすいですね。分かりづらくなるのが素材や作りの細かさです。 台や屏風、道具などに使用する素材は天然の木材や伝統工芸の漆塗りなどがあり、金沢箔や刺繍を使った屏風などもあります。 お雛人形は有名作家が作製に携わっているものには高い値段がつきます。作りの細かさやこだわりで価格が変わり更には衣装にも正絹や打掛刺繍、友禅染めなど高級な生地を使用したものには高い値段がつきます。お人形は顔が命とも言いますお顔のつくりや髪型などにも価格の差がでます。

値段の差はここ

1.お人形の人数

お雛人形の主役は何と言ってもお人形ですよねまずはお人形の人数を見ておきましょう。 現在多く販売されている人数は、2人(親王)、5人(親王+三人官女)、7人(親王+三人官女+随身)、10人(親王+三人官女+五人囃子)、15人(親王+三人官女+五人囃子+随身+仕丁)があります。 同じ作りのセットであれば、当然人数が多ければ高額に少なければお安くなります。 人数を少なくする事で、より質の良いお雛様にするとか、質を抑えて人数を増やすなど、様々な選択肢が色々出てきます。 人数が増えるとコストがアップする為、お人形の大きさを小さくする事でコスト面を下げる傾向もあります。

2.台屏風やお道具

主役のお雛様を飾る台屏風やお道具などもなくてはならない存在です。 台屏風に高級木材、伝統的な漆塗りとなれば値段は上がり一方。 赤い毛せん飾りなどであればその分安価にできるはずです。 お人形に重点を置いて、飾り台や道具の価格を抑えて飾るという考え方もいいかもしれませんよね。 雛人形はセットでの販売がほとんどなので一度相談してみる価値はありそうです。 また、木材の台屏風でも無垢材を使った物は当然高くなります。 現代ではMDFなどの耐久性のある素材を用いた優秀な台屏風も多く存在しますので、素材のランクも考慮すると良いかもしれませんね。

3.お衣装の生地や作り

お人形の衣装や作りも見ておきたいですよね、素材によって価格が大幅に変わる事があります。 正絹(シルク)や帯地(帯に使う生地)打掛刺繍や名物裂など1mで数万円もするような生地もありますよ。 あとはお人形の作りです、袖口の襲(かさね)や裏地まで仕立ててあるとかお殿様の胸元の絵柄があっているか、なども価格差に影響してきます。 普段、私達が着ている衣服と同じで、手間と時間をかけてこだわりの作りであればその分価格は上がります。 お値段の高いお衣装は、見えない所まで綺麗にこだわって作られています。

4.有名作家もの

小売店や百貨店などでも取り扱っている有名作家さんが作るお雛様は価格があがります。 清水久遊(しみずくゆう)や小出松寿(こいでしょうじゅ)、柴田家千代(しばたやちよ)、真多呂(またろ)、幸一光(こういっこう)など有名作家さん物は素材や作りにこだわりがあり価格があがりますね。 前述の3と同じ事になりますが、有名作家さんの作るお人形は、お衣装の生地の作りにこだわった物も多く、そのため金額が高くなる傾向も高いです。 長きにわたってお飾りするお人形ですので、これら職人さんのこだわりの一品は特にオススメのお人形ですね。 是非手に取ってみてください。

5.お顔やお頭

人形は顔が命なんてフレーズを耳にしたことがあるかもしれませんが、お顔も有名作家さんのお人形にはこだわりの頭師(かしらし)が作ったお顔をセットしてあるなど値段は高くなる傾向にあります。 お人形の頭(かしら)は頭職人さんが作りますので、メーカーが違っても同じ頭を仕入れ採用する事もまま見られます。 ですが、同じように見えても、お化粧の仕方や仕上げの仕方で全く違うお顔に見える場合もあります。 コスト面では差が出にくい所ですので、気に入ったお顔のお人形を購入するのが良いでしょう。

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