木製品について考えていたら、木と節句飾りの相性の良さに気づいた話
2020.06.15
こんにちは、花房です。
ここ最近木製品のプロモーションに関する仕事に携わっていまして、木材や木製品について興味を持ったり、調べたりすることが増えました。木材と、それを加工する技術によって生み出される木製品。昔から日本人の生活の中にあって、暮らしを豊かにするうえで欠かせないモノだと思います。
そんなことを考えていると、木は節句飾りとも相性いいんだよなあ、と思う瞬間がありました。実際Preferのオリジナル雛人形ぷりふあの飾り台にも、木材そのままの質感が楽しめるものや、木目調のものを多く採用しています。2020年版ではさらにお人形まで木製のprefer MOKUが加わりました。
(こちらのブログでprefer MOKUの五月人形について紹介していますのでよかったら覗いてみてください→お節句に間に合う?!かわいい五月人形のご紹介)
木製のモノを眺めていると、温かい気持ちになったり、なぜかほっとするような気持ちになったりしませんか? ということで今回は木製品の良さに触れながら、なぜ木と節句飾りは相性がよいと思ったかについて語っていきます。
木製品の良さについて
まずは木製品の良さについて。私が考える木製品の良さは、ざっくりとこんな感じです。
肌触りがいい
真っ先に思いついたのはその肌触り。手で触った感じが柔らかくて、温もりを感じる。これはプラスチックや金属などの素材にはない、木特有の質感ではないでしょうか。私はその質感が好きで、しょっちゅう触るスマホのケースは木製のものを愛用しています。
目でも楽しめる
そして、目で見て楽しめるのも木製ならではの良さですね。木の色合いや木目、表面の細かい凹凸、それら自然から生まれた「ひとつとして同じもののない」特別感が木製品にはあります。
何にでも合う無敵感
あとは、木は何にでも合うというところでしょうか。雛人形もそうですが、今までこの素材を使うのが当たり前と思われていたモノを木製に変えても、意外と合うなんてことがよくありますよね。例えば、アクセサリー。金属や石を使うのが一般的だと思いますが、木のアクセサリーもすごくオシャレだったりします。そのほかにも、スピーカーや腕時計まで木製のものが登場するようになりました。木製品を部屋に置いておいて、そこだけ浮いてインテリアを損なうなんてことは稀ではないでしょうか。そういう意味で木製品は無敵だと思うのです。
木材(ウォールナット、バーチ)について
そんな木製品ですが、そのもととなる木の種類は実に60,000種類以上もあるそうです。
それらすべての特徴はとても調べきれないので、ぷりふあシリーズの中で人気の飾り台のひとつ、「Sun set-夕日-」で使用している木材に絞ってここで簡単にご紹介します。
Sun set-夕日-には、土台にウォールナット、屏風にバーチ材を使用しています。
ウォールナット
ウォールナットは、チーク・マホガニーと並んで世界三大銘木の一つで、世界的に評価の高い高級木材です。深い暗褐色で美しい木目からは、味わい深さと気品を感じられます。ウォールナットと聞くと、聞き馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、日本語では「クルミ」といいます。高級家具や工芸品などに使われることの多い木材で、年月による変化を楽しめる素材でもあります。
節句飾りを上品に魅せてくれる素材としてぴったりですね。
バーチ
バーチは、インテリアや雑貨などに幅広く使われている木材です。優しくすっきりとした印象で、年数を経ても色が変わりにくく、緻密で光沢のある美しい木肌をしています。清潔感があって、お部屋を明るくしてくれる色合いが個人的にはすごくいい感じです。モダンな空間にもはまります。
ちなみに、Sun set-夕日-のほかにも、Half moon-半月-の飾り台や、アクリルケースの土台などにもこのバーチ材を使用しています。
木はなぜ節句飾りと相性がよいのか
ここまで「木製品の良さ」と「2種類の木材」についてご紹介しました。少なくとも外観としては節句飾りとも相性良さそうだな、となんとなくでも想像していただけたかと思います。しかしそれだけではなく、もっと深い部分でも相性の良さのようなものがあるのかもしれません。
- 昔から木製品に親しんできた日本人。節句飾りの伝統を大切に継承してきた日本人。
- 木そのものがもつ温もり。子供の健康と幸せを願う親の愛情。
- それぞれに異なる木目の表情や個性。唯一無二の存在である我が子。
このように木と節句飾りには、見た目以外にも特別な結び付きが感じられませんか。
これはあくまでも私の個人的な見解ではありますが、そんなことを考えていると木製ってやっぱりいいなと思います。
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