TOP > スタッフブログ > 雛人形 > 雛人形や五月人形、こいのぼり等、節句ギフトの海外販売について

雛人形や五月人形、こいのぼり等、節句ギフトの海外販売について

2017.09.13

写真協力:Photo credit: 宮古島 ume-y / CC BY

古谷です。 直近で何人かのお客様が海外在住でしたので、海外便の手配をさせていただきました。 今日は雛人形や五月人形、こいのぼりなどの海外販売について書いてみようと思います。

グローバル時代の昨今、当たり前の話しですが外国に住まわれている日本人の方は、想像以上に沢山いらっしゃいます。 節句行事を大切にする気持ちはどこに住んでいても変わらない訳ですから、海外に住まわれていても節句行事をやりたい、初節句をお祝いしたいと考える方は沢山いらっしゃいます。 こうした経緯から、当店をはじめ国外発送の対応している店舗には海外発送の依頼がかかる事があります。

当店では、中国・台湾・タイ・アメリカ・イギリス・フランス・イタリア、様々な国から海外に向けて節句商品を発送してほしいという依頼がございます。 日本以外の国では雛人形はもちろんの事、五月人形の鎧兜や、こいのぼりを掲揚するなんて文化は全くございません。 つまり、日本でしか買えないんですね。 海外在住で節句人形が欲しい方には、EMSにて海外発送対応いたしますので是非ご相談ください。

海外配送の注意点

海外配送をする際の注意点をいくつか挙げていこうと思います。

  1. 配送に掛かる日数が長い。
  2. 雛人形・五月人形は重い為、輸送量が高い。
  3. 航空便・税関の対応によって国内便以上に破損の確率が高くなる。
  4. 破損事故への補償は、お客様の手続きが必要。

配送日時は国内便よりかかってしまいますので、たとえばアメリカ・アジア圏内・ヨーロッパなどの方であれば、通常であれば1週間や10日程度でお届けできる場合もありますが、2週間程度と大きく時間がかかる場合もあります。 もし3月3日や5月5日などの節句日にお祝いしたいという方は、事前に1ヶ月程度のお時間を見積もって余裕のある注文をオススメします。

当店ではEMS便を利用しています。 EMS便は国外便としては日本国内ではメジャーな配送方法で、安全性も高いサービスです。 しかしながら、国内便と違い、航空便ならではの破損報告が多くあがっています。 例えばガラスケースの商品はガラスが割れてしまうなどのトラブルは、当店でも実際にありました。 お人形への梱包はしっかりさせていただきますが、どうしても海外便の性質上100%防ぐのは難しく、また、税関など人の手が加わる箇所でのトラブルも少なくありません。

もちろん、EMS配送を行う際には商品代金分の保険をかけて輸送させていただきますので、万が一の事故の際にも補償が受けられますのでご安心ください。 ただし、先の項目で挙げさせていただいた通り、輸送事故が起きた場合は、国外郵便局での調査が必要となるため、どうしてもお客様方での依頼と手続きが必要となります。 破損トラブルの確率は、実際の数値としては殆どないのが現状ではありますが、数%の確率で発生するのもまた事実ではあります。 この辺りは改善したいのが本音ではございますが、各国の担当郵便局・担当税関の技量に関わって来ますので、誠に申し訳ございませんが予めご了承いただきますよう、お願い申し上げます。

トラブルをできる限り回避する方法

トラブルを回避する方法としては、破損しづらい商品を選ぶという事に尽きます。 たとえば、雛人形や五月人形であればケースのお人形を避けて頂くのが一番良いと言えるでしょう。 ガラスケースはどうしても割れてしまう可能性がございます。 航空便は性質上、荷入れ・荷下ろしの際に担当者によっては乱雑に扱われる場合がございますので、国内便と比べ破損の確率も高くなります。 ケースのお品を避けて頂く、またはケースにするならアクリルのお人形を選んでいただいた方がより安全となります。

とは言え、ケース入りのお人形をご希望される方は多くいらっしゃいますし、当店の発送品でもやはりガラスケースの商品は断トツで多いのが現実です。 注意点を何点か挙げさせていただきましたが、そうは言っても国外でご利用になさったお客様は過去に数多くいらっしゃいます。 国外の方に安心してお届けできるようノウハウを貯めながら、できる限りトラブルが起こらないよう梱包をし、しっかりお届けできるよう細心の注意で発送させていただきますので、海外でご入り用になった方は是非ともご相談ください。

記事を共有する

関連記事

弓太刀や鯉のぼりは買うべき?必要ない?五月人形の脇飾りについて

次男にも五月人形は必要なのか?共有やお下がりはOK?二人目以降のお悩みアレコレを解決!

【雛人形選び】迷ったらおひな様の生地に注目! 生地の特徴やオススメを解説