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鯉のぼりができるまで-ワタナベ鯉編-

2018.04.14

先日フジサン鯉の工房の紹介をしましたが、今回はワタナベ鯉のぼりの工房をご紹介いたします。
錦鯉(ワタナベ鯉)は鯉のぼり・武者絵幟を作り続けて110年という歴史ある愛知県の老舗メーカーです。鯉のぼりへの思いは人一倍で、終戦を迎えて休業せざるを得ない時期にも、子供や孫のお節句をしたいという客様の要望に答えるべく、今日まで鯉のぼりを作り続けて来ることが出来たそうです。そんな歴史と誇りのあるワタナベ鯉の鯉のぼりや幟旗の製作過程を見ていきましょう。

ワタナベ鯉のぼりのこだわり

ワタナベ鯉の鯉のぼりや幟旗は、手作業で職人たちがひとつひとつ丁寧に作っています。染色から縫製、包装まですべて丁寧なワタナベ鯉の鯉のぼりは、まさに逸品と言えるほどの高品質なものです。品質はもちろんのこと、家庭での鯉のぼりや幟旗掲揚という、日本の伝統文化をこれからも守り続けたいという思いを常に大切しています。錦鯉や手描き本染め、かなめ染めといった伝統的技法を用いて製作が行われています。質の高い鯉のぼりや幟旗をお楽しみください。

鯉のぼりの特徴

すべて染色から縫製まで、国内の工房で職人たちがひとつひとつ手作業で仕上げを行っています。しっかりと丈夫な仕上がりとなっていますので、屋外に飾って傷みやすい鯉や幟も美しい姿を保つことができます。特に縫製の技術が高く、ヒレの部分の切れっぱなしもちゃんと縫製することで、長い期間綺麗な状態を保てます。さらに鯉の染色は堅牢染と言って、紫外線による退色や雨に濡れた時の色移りなどが少なく、耐久性にも長けています。

鯉のぼりの素材にもこだわり、伝統的な技法で作られた鯉や、どなたでも親しみやすいリーズナブルな鯉など、幅広いお客様に喜んでもらえるような商品作りがなされています。例えば、伝統的な技術で製作した手描き本染めの鯉「天-てん-」は、職人たちの想いが込められた逸品で、本格的な屋外に飾る掲揚タイプから室内に手軽に飾れるタイプまで大きさに関係なく、全て手描きで仕上げられています。長い間飾る鯉だからこそ技術をとことん追求されいる、そんな細部までのこだわりがワタナベ鯉のぼりの特徴とも言えるでしょう。

ハイグレード耐久撥水加工のパールトーン加工

撥水加工が施されている鯉に関しては、業界初の超撥水パールトーン加工を採用しています。高級呉服に使用されている撥水加工で、雨を弾き、汚れも拭くか水洗いで簡単に落ちます。さらに、酸性雨による生地の劣化や、排気ガスによる金色アルミ箔の腐食防止、保管中のカビの発生を抑えるなど、長くお飾りいただける工夫がされています。普通の撥水加工に比べ、パールトーン加工は洗濯してもその撥水は数年間保たれます。

武者絵幟の特徴

江戸時代よりの技術、かなめ染めを採用したワタナベ鯉の武者絵幟は、伝統のある豪華な幟です。すべての工程を熟練の職人たちが手作業で行う武者絵幟は、江戸時代以来変わらない製作方法で、職人たちの想いが込められた逸品です。この技術が評価され、通産省伝統的工芸品産業功労者賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

ワタナベ鯉のぼりは、高い技術と熟練の職人たちが手掛ける老舗の鯉のぼりメーカーです。製作の過程や商品へのこだわりを知ったうえで、鯉のぼりを見るとまた違う印象になると思います。ぜひこのブログを参考に鯉のぼりをお選びください。

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