兜の種類は何があるの?~立物(鍬形)~
こんにちは、山崎です
雨がしばしば降り、日射しが和らぐ日もありますね
今年の夏もなかなかに暑く倒れそうな日々でしたが、帽子を被って日よけ対策をしました。
帽子つながりではないですが、昔の人たちも頭を守るために兜をかぶることがあったかと思います。
今回はそんな兜について少し知れたらと思います。
兜飾りはたくさん種類があり、 好きな武将がいたり、お子さんに選んであげる際には
所縁のある武将を選んだり、、選択肢は広く選ぶのに迷いますよね。
兜の立物(たてもの)とは、、
兜を装飾している物であり戦場における味方同士の目印など、諸説ありますが、しだいに武将たちの信念や誇り、威厳を示していくようになりました。
よく目につくのは、伊達政宗の月形や、真田幸村の鹿の角と六文銭などでしょうか、、。
人気の武将たちの兜を見ていきましょう
▨伊達政宗
三日月型のスタイリッシュなデザインの前立て
三日月モチーフとなった理由としては、信仰していた宗教(妙見信仰)が元となったようです。
▨上杉謙信
三日月に、太陽を表す日輪が特徴
信仰していた宗教(妙見信仰)の中でも、月と太陽の両方を信仰していたことから両方がつけられたようです。
▨織田信長
家紋の木瓜紋と旭日昇天が特徴
木瓜紋は鳥の巣を意味し「子孫繁栄」を意味し、また神社の御簾にでしばしば用いられることから、神のご加護があるめでたい紋。朝日昇天には朝日が天に昇るように勢いがあるという意味が込められています。
▨徳川家康
特徴はシダの葉
シダの葉は常緑で枯れることがないことから、子孫の繁栄と長寿を示しています。
▨豊臣秀吉
兜の後ろにある馬蘭の葉の立物、後光が差し込んでいるような派手な後立
馬蘭は菖蒲(しょうぶ)という植物の一種で、【しょうぶ】という読みが勝負と同じことであったため、縁起担ぎの意味で戦国武将に好まれていたようです。
▨直江兼続
【愛】という字を象った前立
直江兼続が「仁愛」や「愛民」の精神を持っていたという説や、信仰していた軍神である「愛染明王(あいぜんみょうおう)」や「愛宕権現(あたごごんげん)」にちなんだ説など。愛という文字に思いを込め、勝利を祈願していたのではないかとされています。
▨真田幸村
鹿の角と六文銭が特徴的
鹿は険しい山道を颯爽と駆け抜ける姿を神秘的な力を持つように見えたこと、古くから神の使いとして大切にされてきたことや、天照大神から武神の建御雷命(たけみかづちのみこと)の元へ遣わされた使者が鹿であったとされたりなど武威とも深い動物であったようです。
六文銭は「三途の川の渡し賃」として、戦死に対する覚悟の意思表明であるとされています。
▨武田信玄
金色の角がついた赤鬼、ハグマ(白熊)の白い毛をイメージした装飾が頭頂部に施された獅子の様な兜
日本随一の軍神が祀られてきたといわれる諏訪大社の所蔵していた兜を拝借し戦いに挑んでいたと伝承されています。
▨本多忠勝
真田同様に鹿の角を施していますが、こちらは黒色の兜
逸話が複数ありますが、やはり鹿を神の使いとして崇拝していたことが大きいようです。
▨大鍬形 古くからの鍬形の種類であり、農具の鍬(クワ)模したデザイン
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