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【来年はどうする?】五月人形は何歳まで飾るのか?処分方法についても解説!

2024.05.28

端午の節句も終わり、もうすぐ6月。五月人形のお片付けはお済みでしょうか?
五月人形や鯉のぼりのお手入れ方法についてはこちらの記事で取り上げていますので、ぜひ読んでみてください。

今回は、お子さまが大きくなってきたご家庭が抱えるかもしれないこんな疑問⇩⇩

五月人形、何歳まで飾るべき?

いらなくなったら普通に捨ててもいいの?

について考えていきます!みなさんのご参考になれば幸いです。


五月人形の役割

五月人形は、本来は「身代わり」や「お守り」としての役割を担っています。
病や厄災をお子さまの代わりに引き受けてもらい、男の子に大きく健やかに育ってほしいとの願いが込められたものです。

端午の節句は、もとは厄落としや無病息災を祈る行事でした。
同じ時期に鎌倉~室町時代の武士たちが鎧兜の虫干し(手入れを行い、室内に鎧兜を飾る)を行っていたことで両者が結び付き、端午の節句に五月人形を飾るようになったといわれています。

鎧や兜などの防具は武士の命を守るうえで欠かせないものでした。同じように、悪いものや危険なものから男の子を守ってくれるよう、鎧兜を飾るようになったんですね。

近年はイベント事の象徴として五月人形が飾られることも増えてきましたが、端午の節句の際にはぜひ「五月人形の本来の役割」について思いを馳せてみてください。

何歳まで飾るべきなのか

飾る年齢に制限やきまりはない

五月人形を飾っておく時期について、特にしきたりなどはありません。何歳まで飾ってもご家庭の自由ではありますが、今回は飾るのをやめる「目安の時期」をいくつかご紹介します。
もちろんこれはあくまで目安ですので、参考のひとつとしてお考えください。

目安①「元服」の年齢を迎えたとき
元服(げんぷく)とは、奈良時代以降の日本で行われていた儀式です。男子が一人前、つまり成人となったことを示すものであり、通常11歳~16歳の間に行われたといわれています。
当時の元服の年齢に従うのであれば、小学校高学年~中学校に上がる頃に五月人形の卒業を視野に入れてもいいかもしれません。

目安②お子さまが18歳/20歳になったとき
現代において成人とされる18歳(20歳)。一人前になったことで、もうお守りとしての五月人形は必要ないと判断し、飾るのをやめて処分を検討されるご家庭も多いようです。

目安③お子さまが嫌だと言ったとき
お子さまが自分から「もう五月人形を飾るのは恥ずかしい」と言い始めたら、やめ時といえるでしょう。
端午の節句の主役は、やはりお子さま自身です。親の立場からすると少し寂しいかもしれませんが、本人が望むのであれば翌年からは飾るのを控えてあげてください。

五月人形を処分したいときは

五月人形がその役目を終えたと感じたら、処分しても問題ありません。
「お守りとして飾ってきた五月人形だけど、普通に捨ててしまっていいんだろうか?」と感じる方もいらっしゃると思います。

ここからは五月人形を処分することへの気持ちの持ちようや、処分方法についてもご紹介します。

処分方法にきまりはない!

「五月人形をゴミとして処分したらバチが当たりそう」と思われるかもしれませんが、実際にはそのようなことはありません。
所有者が納得・満足のいくかたちで五月人形とお別れできるのであれば、処分方法にルールやきまりはないのです。一般的に以下の方法で処分することができますよ。

①一般ごみ/粗大ごみとして収集してもらう
五月人形は、自治体のルールに従ってごみとして処分できます。
サイズの小さいものであれば普通ごみとして出すことができますが、その場合には分解して可燃ごみや不燃ごみに分ける必要があります。
五月人形の部品ごとの素材やごみの種類について表にまとめましたので、分別の参考になさってください。

お住まいの地域の分別ルールに従って分別を行ってください。

サイズの大きな五月人形は、粗大ごみとして回収してもらう必要があります。各自治体のきまりによって異なりますが、「一辺の長さが30cm以上」であれば粗大ごみとしての処分を検討してください。

粗大ごみを出す場合、処分方法は戸別収集(指定の場所にごみを出して回収してもらう方法)と持ち込みの2通りあります。
一般的に粗大ごみの回収は有料ですが、地域によっては「指定場所まで持ち込みを行えば無料」というところもあります。処分の際は粗大ごみに関するきまりをよくご確認ください。

②不要品回収に出す
不要品回収サービスを利用するという方法もあります。
決められた料金を支払えばそのまま持って行ってもらえるので、解体を行う必要がありません。

「多少料金はかかってもいいから手間をかけたくない!」という方にはオススメの処分方法です。

③人形供養に持っていく
「お世話になった五月人形をそのまま捨てるのはやっぱり気が引ける」という方は、人形供養に持って行って処分するのがいいでしょう。

神社やお寺に持ち込むことで、供養のあと処分してもらえます。
人形供養を受け付けていないところもあるので、事前に確認してから持ち込みを行うと安心です。
供養料の相場は一般的に3,000円~10,000円程といわれていますが、持ち込み先や五月人形のサイズ・形態(ガラスケース入りなど)によって異なります。こちらも事前に確認しておきましょう。

また近年は、五月人形を郵送するだけで人形供養を行ってくれる代行サービスも存在します。近くに人形供養を行える神社やお寺がない場合は、こちらも検討してみてください。

まとめ

今回は五月人形をいつまで飾るか、そして役目を終えた五月人形はどう処分するかについて取り上げました。

お子さまをずっと守ってくれた五月人形。「今までありがとう!」と気持ちよく卒業・お別れできるのがいちばんです。
ぜひ、いちばん納得できるかたちをご家庭で話し合ってみてください。

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