
鯉のぼりができるまで-徳永鯉のぼり編-
2018.05.03
Preferと同じ岡山県にある鯉のぼりメーカー「徳永鯉のぼり」についてご紹介します。昭和22年、日本画家の徳永春穂によって創業された、確かな歴史のある鯉のぼりメーカです。鯉のぼりの生産量が日本一として有名で、取り扱っている鯉のぼりの種類の幅が広く、室内鯉の種類も豊富です。節句幟の製作も行っています。撥水加工技術や、生地の質、デザインともに抜群で、名実ともに鯉のぼりメーカーでも日本トップクラスです。
鯉のぼり製作工程
いくつものを工程を重ねて鯉のぼりは完成いたします。そこには、すべて人の手が加わっており、鯉のぼり一匹一匹が美しい姿でお客様に届くようにとたくさんの工夫がなされています。老舗の鯉のぼりメーカーだからこそのこだわりがたっぷりと詰まった、徳永鯉のぼりの製作工程をご紹介いたします。
染色工程
白生地に友禅染をしていきます。それぞれ色の版を重ねて染色していく、シルクスクリーンによる手捺染です。七色から八色の多彩な染料で染め上げています。手作業だからこそできる、職人による高度な技術で、その日の気温や湿度を考慮しながら染めるため、均一で美しい仕上がりです。
蒸し工程
染めあがった鯉のぼりを高温の蒸し器で蒸し、色を定着させます。
水洗工程
蒸した鯉のぼりの余分な染料を洗い流し、乾燥させます。
裁断工程
染めあげた生地を大空を美しい姿で泳ぐようにと、丁寧に手作業で鯉のぼりの形に曲線を裁断していきます。
縫製工程
裁断された鯉のぼりを縫い合わせ、ひれ・口輪などをひとつひとつ縫い付けていきます。
仕上工程
ハトメをし、口紐を取り付けた後、検品を行います。届いて箱を開けた瞬間から徳永鯉のぼりの美しい姿がわかるように、二人がかりの手作業で丁寧に折り畳み、完成いたします。
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