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鎧のしまい方がわからない!安心してください、入りますよ

2023.09.19

こんにちは、ぷりふあ人形の來海(きまち)です。
いつもお問い合わせありがとうございます。

節句が終わったら、五月人形は出しっぱなしにせず、速やかにしまうということが大切です。
また、正しいしまい方をすることで、長く良い状態を維持しならがら保管することができます。

ただ、しまう段階で誰しも一度はこう思うのではないでしょうか。

しまい方がわからなくなってしまった。
箱に入りきらなくなった。

今回は特にお問い合わせの多い、【鎧(よろい)のしまい方、収納方法】についてご案内しようと思います。

鎧(よろい)の基本パーツを知ろう

基本的に鎧は【9個】のパーツからできています。
下図をご覧ください。

上から順番に説明していきます。

(1)鍬形(前立て) 兜に角のように刺さっている装飾の部分です。

(2) 兜、つまり頭の部分です。

(3)面頬(めんぽお) 両頬を防護する面具です。

(4)(5)胴体部分 胴体の本体です。芯木は鎧を支えるものですが、外からは見えません。

(6)櫃(ひつ) 鎧が収まっている木の箱です。蓋と本体部分の2パーツがあります。

(7)佩楯(はいたて) 前垂れとも言います。太腿部と膝の防具です。

(8)脛当(すねあて) 脛部分を守る防具です。

(9)毛沓(けぐつ) 毛で覆われた靴です。五月人形の毛沓は毛ではなく糸で作られています。

しまう前のお手入れとタイミングが大切

五月人形をしまう前に必ずしていただきたいことがあります。
それは「お手入れ」です。
また、実はしまうタイミング(時期)も大切なのです。
五月人形は繊細に作られていますので、いつしまっても良い、ただ収納すれば良いというわけではありません。
大切に保管するために、ここではしまう前の注意点を簡単にご紹介します。

✅天気がよく、湿気のない日にしまう
✅汚れを防ぐため、手袋をして作業を行う
✅乾燥した日陰の場所に保管する

詳しくは、こちらコラムの「五月人形のしまい方」の項目をご参照ください。

しまい方の順番とコツ

鎧飾りをしまう際には以下の流れに沿って行います。

1⃣ 兜 飾りを取り外す

 兜部分を取り外す。兜本体は付属の風呂敷に、鍬形(前立て)は付属の不織布袋に入れる。

2⃣ 鎧(よろい) 飾りを取り外す

1.鎧飾りの取り外しは、逆順に行います。つまり、最後に取り付けた飾りから順に一つずつ取り外していきます。
(取り付け順番は、商品に同梱している『五月人形の飾り方』冊子をご参照ください)

2.脛当(すねあて)、面頬(めんぽお)、毛沓(けぐつ)をそれぞれ付属の袋などに収納します。
3.鎧の胴体(芯木も含む)部分は付属の風呂敷に包みます。

3⃣ 櫃に収納していく

1.櫃の一番下に、脛当(すねあて)、面頬(めんぽお)、毛沓(けぐつ)、鍬(前立て)を収納します。

2.その上に風呂敷で包んだ『胴体部分』『兜』を順に並べて収納します。

先に胴体部分を入れ、次に兜を入れるとぴったり収納できます!

ポイント!
ポイント!

3.最後に佩楯(はいたて)を乗せるように収納します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
五月人形の鎧(よろい)は、意外と小さなスペースに収納できますね。

節句人形は少なくとも数週間は飾りますのでどうしてもホコリがつきます。
飾っている間に、何度か羽ばたきや柔らかいはたきでホコリを払い、しまう時に丁寧に手入れをしてあげることで、長く美しく保つことができます。
お子さまの成長を見守るのが五月人形です。
ご家族様にとりまして、毎年が素晴らしいお節句となりますことが当店の願いです。
お手入れ方法などでご不明な点がございましたらいつでもご相談くださいね。

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