伝統工芸高岡漆器
2021.01.16
おひさしぶりです。
あまりの寒さに朝起きるのが辛くなってきました、冬は布団が心の友・高橋です。
皆様素敵な年末年始を過ごせたでしょうか?
私は年末に初めてキャンプをしました。
元々インドアな人間なので外でお肉や野菜を焼くというのがあまり想像つかなかったのですが、大自然の中で食べるお肉とあつあつのココアめちゃくちゃおいしかったです。
お肉を食べた後の焼きマシュマロも最高でした…! ちょっと(いや半分以上は黒くなってたかもしれない)焦げてしまいましたが 串にさしてジワジワと焼いていくのすごく楽しかったです。
焚き木の暖かさも超薄着で挑んだ私には有難かったです。パチパチと薪が燃える音とゆらゆらと揺れる火に癒されました。
日帰りキャンプだったので滞在時間は長くありませんでしたがとても楽しかったです、また機会があれば今度は1日火を見つめていたいです…(´-`)
さて本日は、職人の技術が光る高岡漆器の飾り台をご紹介いたします(^^)/
・高岡漆器とは…
高岡漆器は江戸時代の初めに加賀藩の藩主前田利長が、現在の富山県高岡市に高岡城を築いたとき、武具や箪笥、膳等日常生活品を作らせたのが始まりだそうです。
その後、中国から堆朱(ついしゅ)、堆黒(ついこく)等の技法が伝えられました。
それにより作風の幅が広がり多彩な色漆を使って立体感を出していく彫刻塗や錆絵(さびえ)、螺鈿(らでん)、存星(ぞんせい)等多彩な技術が生み出されました。
江戸時代からなのでいまからおよそ418年程前になりますが、こういった文化や技術が潰えることなく今もあるというのは感慨深いものがありますね。
職人さんの思いと技が光る伝統工芸品、日本の伝統文化の雛人形と相性ばっちりです(‘ω’)/
・角に添えられた螺鈿細工でさらに華やかに
先程もちらっと出てきましたが、こちらの飾り台は螺鈿細工が施されております。
螺鈿細工とは夜光貝等の貝類を彫刻して漆地や木地などにはめこむ技法です。
「螺」は螺旋状の殻を持つ貝類のことであり、「鈿」は金属や貝による飾りを意味しています。
螺鈿には厚貝と薄貝があり、厚貝は乳白色で真珠の様な光沢があるものが主で、薄貝は膜層により青から赤までの変化するものもあるそうです。
厚貝・薄貝というのは文字通り貝の厚みが違うもので、この厚みで加飾技法や色・光が違ってきます。
ちなみに厚貝は厚さが1~2mm、薄貝は厚さが0.1mm以下のものをいうらしいですよ(^^)/
黒塗の台にはオーロラ色に煌めく桜の螺鈿・朱色の台には乳白色が美しい桜の螺鈿が施されております。
お好みに合わせてお選びください。
・選べる2色の飾り台
・金色の屏風と黒塗の飾り台が気品あふれる威風堂々とした印象を与える黒塗
・祝福の想いと春の訪れを感じさせる優しい色味の朱塗
色味の違う2つの飾り台、贈る方やお部屋の雰囲気に合わせて選んでみて下さい(*^-^*)
いかがでしたでしょうか。
高岡漆器の飾り台はお人形の衣裳に加えて台の色も選択することができるので、選び幅の広い飾り台となっております。
それぞれのお人形を飾った時のイメージはこちらからご確認いただけますので是非やってみてください(^^)/
寒さが厳しい日が続きますが、皆様体調にはお気をつけて…
それでは!!!
記事を共有する