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雛人形と流行、お雛様の人気の傾向を探る!はやりは小さな雛人形?

お雛様の最新トレンドは?

時代の流れで大きいから小さいへ

大きな段飾りに人数の多いお人形が流行っていた昭和の時代。 豪華であればあるほど好まれていたお雛人形が、現在では好まれる傾向が様変わりしてきています。 もちろん大きくて人数の多いお雛様も今もなお根強い人気ですが、小さくてコンパクトでおしゃれ感が最近の流行りのようです。 では、なぜ小さなお雛様が流行っているのか調べてみました。 いったいどんなお雛様がイマのトレンドなんでしょうか?

大きさ=価値ではない

豪華なお雛様ほど好まれていた少し前の時代に比べると、住宅事情や家庭環境が大きく様変わりしており御殿のついた段飾りは大きく減少し皆無と言える状況です。 赤い緋毛氈(もうせん)の七段飾りは根強い人気があるものの、こちらも生産ベース・出荷ベースでの本数は大きく減少してきています。 七段飾りのようなお飾りはお人形の人数も多く、お雛様の金額もそれなりの価格が必要でしたが、最近では段飾りではなく親王飾り(男雛・女雛の二人のお飾り)で繊細な作りを施したり、上質の素材などを使用した高級なお雛様が人気です。

また、技術の発展もあり、一昔前では考えられなかったような小さな頭(かしら)に目を入れた、コンパクトで可愛らしいお人形も近年作られています。 手の平サイズに収まる、コンパクトで小さくておしゃれなお木目込雛人形が人気を博していますが、時代の流れは大きいから繊細へ、豪華から可愛いへ変わってきているようです。

おしゃれママが選ぶ時代へ

ひと昔前は、ご実家の両親(祖父母)からプレゼントとして贈られていたお雛人形も、最近では飾る本人、ママさん達が選ばれるケースが多くなっているようですね。 おしゃれママさんも多く好みが分かれたり、ファッションや流行に敏感なので、お雛人形業界も時代の流れを取り入れた、多彩でおしゃれなお雛様を製作し販売されるようになってきているようです。

住宅事情も影響

マンション住まいや一戸建てでも和室の無い住宅を構える方も多くなってきており、シンプルでコンパクトな暮らし方自体がおしゃれと考える時代になりつつあるようですね。 大きな七段飾りをお飾りする場合、1部屋まるまるのスペースが必要になりますが、小さくてコンパクトなお飾りであればチェストやカウンターにお飾りする事も可能です。 そんな住宅事情の時代に合わせて、よりシンプルに、よりコンパクトに飾れるお雛人形が増えてきました。

ご両親と子どもで好みが異なる

世代ギャップ

子ども(ママさん世代)が小さくて可愛らしいお雛様を飾りたいと思っても、ご両親(祖父母世代)は段飾りが主流でママさんのお雛様は段飾りだった……、という事も多くあると思います。 従来は贈り物として祖父母からプレゼントされる事が習わしのようですが、この場合だとご両親の独断で大きな段飾りをプレゼントされるケースもあるようです。 大きさ=愛情と思っている方も少なくないはずです。 しかしながらお雛様の歴史をたどれば昭和頃は七段飾りが主流でしたが、遡って見ますと江戸時代では親王(2人)飾りが主流でした。

お雛様をお飾りする事に厳格なルールや決まりはなく、想いが詰まったお雛様を飾っていただく事が一番大切です。 何より大きすぎて毎年飾るのが大変……と、飾られなくなってしまっては本末転倒です。 お子様の誕生と成長を第一に考え、皆さまで話し合われて決められる事をおすすめします。

小さいにも様々

小さいお雛様の種類

小さいと一言で言っても、よくわかりませんよね。 近年の傾向から見ますと種類は様々で、おおよそ横幅サイズが20cm~60cmくらいまでのお雛様が小さいコンパクトな雛人形とされていますね。 木目込雛や衣装着雛、ちりめん細工や吊るし雛、キャラクターもの、ガラスや陶器など種類は豊富です。 10月ごろよりちらほら新作などが飾られたり、インターネット販売が開始されてきます。人気のお雛様は売り切れたりしますので、早めに目をつけておかれるといいかもしれませんね。

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