種類豊富な鯉のぼり!屋外用~室内用まで飾り方別の特徴をご紹介
鯉のぼりにはいろんな飾り方がある
春になりこどもの日が近づいてくると、大空を泳ぐ鯉のぼりの姿を目にする機会が増えますね。春の風物詩ともいえる鯉のぼりは、江戸時代から続く伝統のお飾りです。鯉が滝を登ると龍になるという中国の故事にあやかって、子供の立身出世を願う象徴として飾られていたのです。そんな鯉のぼり、多くの方がイメージされているのはお庭に高らかに掲揚されたものではないでしょうか。たしかにひと昔前までは庭先で飾られるのが一般的でしたが、住環境や生活スタイルの変化に合わせて今ではさまざまタイプの鯉のぼりが販売されています。鯉のぼりをどこにどうやって飾ろうかと悩まれている方、ここでご紹介する飾り方別の特徴を見ながらぜひ一度シミュレーションしてみてください。
お庭に飾る
まずはお家にお庭がある方におすすめの飾り方です。杭を地面に打ち込んで設置する本格派のタイプから、スタンドを設置するだけで簡単に飾れるものなど、さまざまなタイプがあります。
本格的な大型タイプ
広々としたお庭に大きな鯉のぼりをなびかせたいという方にぴったりです。地面に杭を打ち込んでポールを立てて(ポールは別売りになっていることが多いです)鯉のぼりを揚げるので、大人数人がかりで設置する必要がありますが、空高く舞い上がった鯉のぼりは圧巻です。大型タイプなら10メートル級の鯉のぼりも掲揚できるでしょう。 屋根より高い鯉のぼりとして、ベランダなどの小型鯉が増えた今もなお人気のある鯉のぼりの飾り方です。
手軽に飾れる杭打ちタイプ
大型タイプと同様にお庭に杭を打ち込んで設置するタイプですが、小型なものは、ポールを含め鯉のぼりを飾るために必要な器具が全てセットになっている場合が多いです。小型な分、設置するときもスムーズにおこなうことができます。大きい鯉のぼりを飾るスペースも、保管しておける場所もないという方には、ちょっと小ぶりだけど手軽に飾れる杭打ちタイプがよいかもしれませんね。
移動も簡単スタンドタイプ
スタンドタイプは杭打ち作業をせずに飾ることができます。庭用の丈夫なつくりのスタンドを立てるだけで飾れるので、片付けのときはもちろん、設置場所を途中で移動させる必要がある場合などにも簡単におこなえます。スタンドタイプは通常、スタンドが倒れないように、砂や水の重りを載せて支えます。それだけでは不安という方は、コンクリートブロックやペットボトルなどで重りを増やして安全性を高めることも可能です。また、スタンドタイプの中でも小型なものには、庭だけでなくベランダに飾れるものもあります。
ベランダに飾る
つぎに、マンション・アパート住まいの方やお庭に飾るための充分なスペースが確保できないという方におすすめの飾り方です。ベランダに飾る場合は大きくても数メートルの鯉のぼりになりますね。ベランダ柵に直接器具を取り付けるタイプや、組立て不要のワンタッチタイプなどがあります。マンションやアパートに飾る際は、購入の前にお住まいのマンション・アパートの規約などをご確認ください。せっかく買ったのに飾ってはいけない大きさだった‥‥‥。なんてことも無きにしもあらずです。否、意外とよくある話です。
格子柵対応の格子タイプ
格子状のベランダ柵に取り付けられる器具が付属しているタイプです。ベランダ用としては最もスタンダードな飾り方ですね。多くのマンションやアパートなどの建物に適している金具で、お値段も比較的リーズナブルに設定されている場合が多くお求めになりやすいのではないでしょうか。ただし、ベランダ柵が格子状になっていないご自宅の場合は他のタイプをお選びください。
手すり対応の万力タイプ
ベランダの手すりなどに挟み込んで取り付けられる万力(まんりき)金具が付属しているタイプです。最近のマンションや戸建ての手すりなどに適していますね。取付も簡単です。ただし、金具は通常最大幅が決まっていますので、購入される際には設置するベランダの手すりの幅と照らし合わせてご確認ください。
お手軽ワンタッチタイプ
名前の通り、ワンタッチで簡単に飾り付けができる組み立て不要のスタンドタイプです。ベランダへの設置を想定した堅牢なつくりになっているものが多いですが、水袋の重りなどを載せてさらに安定させます。買ってすぐ、届いてすぐに飾れるといっても過言ではないほど大変お手軽なタイプなので、すぐに飾りたい、手軽に楽しみたいという方に特におすすめです。
お部屋に飾る
さいごに、お庭にもベランダにも飾るのは難しい‥‥‥、もっと気軽に飾りたい!という方におすすめの飾り方です。天気の悪い日でもいつでも鯉のぼりを楽しめる室内用鯉のぼり。お部屋に飾る鯉のぼりは今とても注目されています。
タイプいろいろ室内鯉
まるで鯉たちがお部屋の中を優雅に泳いでいるように天井から吊るすタイプ、リビングの床やテーブルなどに置いて飾るタイプ、おもちゃのように組立てながら飾れる木製タイプなど、より自由度の高い飾り方が揃っているのが室内用鯉のぼりの特徴です。基本的に飾る際の手間も少なく、女性ひとりで飾り付けできるのも屋外用とは異なるポイントですね。
プラスワンアイテムとして
また、鎧や兜などの五月人形と一緒に飾るのにも相性がよく、端午の節句をより華やかに彩ってくれるでしょう。その際には五月人形のサイズ感とのバランスをみていただくとおしゃれに飾っていただけると思います。もうひとつ言えば、本格的な鯉のぼりを飾る前の初節句や、季節もののインテリアとしてお飾りいただくのもおすすめです。
当店でもちりめん素材や木製の室内で飾れる鯉のぼりを取り扱っていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
ご覧いただいたように、現代の鯉のぼりには「お庭に飾る」「ベランダに飾る」「お部屋に飾る」とさまざまな選択肢があります。また、それぞれの中にもいろんな飾り方タイプがありますので、お住まいの環境を考えながら鯉のぼり選びをお楽しみいただけますと幸いです。
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